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50代を迎えた設備女子たちが集まり、久しぶりに“本音だけ”を語り合った。
どれも、長く現場と図面に向き合ってきた私たちだからこそ見えてくる「変化」と「違和感」と「希望」が詰まっていた。
1.50代の身体は正直だ
若い頃は気合いで乗り切れた徹夜作業も、今は翌日に響く。
腰、目、肩。どれも仕事の質に直結する。
「健康が保てないと、技術も活かせない」そんな当たり前のことを、50代になってようやく実感する。
そして、がむしゃらに働いてきた日々にも、今は静かに感謝している。
だからこそ、働き方の見直しは“贅沢”ではなく“必要条件”。
これからは、息の長い技術者を目指していきたい。
2. BIMの普及で仕事は“速く”なった。でも“軽く”はなっていない
PDFの上に作図する機会が増え、電気はプロット中心、機械は配管・ダクトのルートモデル化が主流になった。
設計側も三次元モデルが必須となり、見切り発信のまま進んでいるケースも多い。
実際、施工段階で受け取る設計モデルは、最終設計図を網羅しているか確認してからでないと使えないことが少なくない。
今回は、RevitとRebroの部材の話題も出た。
私自身の考えとしては、メーカー提供部材は今後Revitに一本化されていく可能性が高い。
そのため、RebroがすでにRevit部材を読み込める機能を搭載していることは、ぜひ知っておいてほしいポイントだ。
話を戻すと、設計モデルの作成は細分化が進み、モデル精度は“イメージ段階”のまま止まっていることも多い。
働き方改革による時間制限も影響しているのだろう。
求められるスピードも精度も、確実に上がっている。
「BIMだからできるでしょ?」
と言われるたびに、心の中でそっとつぶやく。
“できるけど、簡単じゃないのよ”。
3. 仕事の流れは変わった。だけど“責任の流れ”は変わっていない
BIM導入で図面の作り方は変わった。
しかし、修正依頼の境界線は今も曖昧なままだ。
「ここからは追加です」
「納期から考えると、変更は〇日までに」
そう言えるようになるまで、私たちはずいぶん遠回りしてきた。
50代になってようやく、“自分を守る線引き”の大切さを理解した。
仕事を切られる怖さはある。
それでも、これまで納期を守り続けてきた経験があるからこそ、作図量と必要時間を正確に読めるようになっている。
4. CADのすべてのコマンドを使いこなす必要はない
分野が変われば、使うコマンドも変わる。
初心者には、あえて使用コマンドを絞るという方法もありかも。
Rebroも「何とか出来たらいいわ」で終わってしまう人が多い。
CADに対して「もっと早くできる方法はないか?」と効率を追求する人は、実はそれほど多くないのが現状だ。
5. 現場のトイレ問題は、まだ“解決済み”ではない
女性トイレがある現場は増えた。
しかし、設備業者が安心して使えるトイレが十分かと言えば、答えはNOだ。
設備業者は、どうしても優先度が下がりがち。
「男女別があるだけで安心する」そんな小さな声が、実は大きな課題を示している。
女性目線での価値
50代の設備女子は、まだまだ現役だ。ただし、若い頃と同じ働き方はできない。だからこそ、経験と知恵を活かしながら、
“無理なく、誇りを持って働ける未来”をつくっていく。「若い子たちには、もっと楽しんで働いてほしいね」
設備女子あるある会
設備女子あるある会は、業界改革や現場見学などの大規模な情報交換を目的とした会ではありません。
他の業界から設備の世界に“縁あって飛び込んできた女性”が、この業界ならではの文化・働き方・技術の奥深さに触れながら、
自分自身の感じ方・考え方・行動を整理し、次の一歩を見つけるための小さな学び場です。
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