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2014年にご依頼いただいたのは、竣工後の設備機器に関する「取扱説明書データの構築」でした。他社から提供された施工図を変換し、機器を3次元で作成。
さらに、CG上で機器ツリーを構築するという挑戦的な内容でした。

CGの機器の機能は、機器に機器名称と台数を紐づけて管理でき、機器番号を入力すると該当機器にズームする仕様になっています。
そこに必要な資料をハイパーリンクで設定することで、CGモデルがそのまま機器の取扱説明書として機能する仕組みです。
Rebroの標準部材にない点眼器や給茶器などの機器も多数あり、3次元作成は膨大な作業量でしたが、現在でも再利用可能な図形として活用されており、
「最初は大変でも、図面作成で再利用できる数少ない資産」となっています。

当時は、部材情報の入出力やデータリンク、プロパティの連携機能がなく、すべて手動で情報を入力。今では考えられないほどの時間と労力を要しました。
2014年にはまだ建築のIFCも限定されていて電気は電気にBIMは必要か?と言われていました。
| 2025年、今振り返って |
10年後の視点から見えたこと
2025年の現在、当時のデータを開いてみると、シートの使い方や構成がほぼ変わっておらず、2014年の時点でRebro作図の「軸」がすでにできていたことがわかりました。
このプロジェクトがきっかけに、Rebroの設備BIMにおける部材情報の入出力、データリンク、系統管理などの機能開発が加速していったように記憶しています。
設備の3次元での作成している施工図の精度の高さがツールの進化を後押ししたと思います。