090-3675-0666
06-6335-9600
電話に出れない場合がございますので、
大阪市北区菅原町5番3号大宝中之島ビル1006
2013年、関西でも「BIMとは?」「3次元の活用とは?」という問いが広がり始め、Rebroを検証する企業が少しずつ増えてきました。設備専門工事会社様の中には、建築のIFC提供がない物件でも「BIMに取り組む」という方針を掲げる企業もあり、現場は模索と挑戦の連続でした。
そんな中、ある企業様から温泉施設の改修工事における「建築の3次元モデル作成」のご依頼をいただきました。Rebroで建築モデル?と一瞬戸惑いましたが、目的はモデルの精度ではなく、施主様へのイメージ共有や工事範囲・施工手順の説明に活用したいというものでした。
提供資料はJw_cadの設計図のみ。平屋の温泉施設で、アーチ屋根や石の表現、地盤高さの調整など、Rebroの建築コマンドを駆使しながらすべてを一から作成しました。特に「石」の扱いには苦戦し、四六時中石のことを考えていたほどです。やってやれないことはないが、やりたい気持ちはあるけれど、優先順位は石じゃない…と自分に言い聞かせながら、温泉に水を入れたり、人を浸からせたりと、少し遊び心も加えながら楽しくモデルを仕上げました。


この経験を通じて、3次元モデルの力を改めて実感しました。2009年からのRebroユーザー様との会話では、屋上の室外機置場から浴室が見えることに気づき、フェンスを設けて対応したという事例も伺いました。モデルがあることで、さまざまな角度から空間を俯瞰でき、設計・施工上の気づきが得られるのです。
| 2025年の今振り返って |