Rebro導入支援・設備BIM研修のプロフェッショナル 2008年から建築設備CAD「Rebro」を活用し、設備BIMモデル構築や施工図作成に特化した実務支援を行っています。複合施設・オフィス・ホテル・工場など多様なプロジェクトに対応し、Rebroスキルアップ研修や企業向けカスタマイズ講習を通じて、作図効率とBIM活用力を飛躍的に向上させます。 Rebroの操作だけでなく、BIMの本質的な理解を重視した研修で、現場で使える知識と技術を提供。Rebro導入相談からBIMデータ構築支援まで、設備図の未来を共に創ります。
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  1. 会社概要
  2. なぜ建築設備専用3次元CAD『Rebro(レブロ)』をお勧めするのか
  3. Rebro導入成果エピソード:温泉施設改修建築3次元モデル(2013年)

Rebro導入成果エピソード:温泉施設改修建築3次元モデル(2013年)

技術的な挑戦と実務的な価値

2013年、関西でも「BIMとは?」「3次元の活用とは?」という問いが広がり始め、Rebroを検証する企業が少しずつ増えてきました。設備専門工事会社様の中には、建築のIFC提供がない物件でも「BIMに取り組む」という方針を掲げる企業もあり、現場は模索と挑戦の連続でした。


そんな中、ある企業様から温泉施設の改修工事における「建築の3次元モデル作成」のご依頼をいただきました。Rebroで建築モデル?と一瞬戸惑いましたが、目的はモデルの精度ではなく、施主様へのイメージ共有や工事範囲・施工手順の説明に活用したいというものでした。


提供資料はJw_cadの設計図のみ。平屋の温泉施設で、アーチ屋根や石の表現、地盤高さの調整など、Rebroの建築コマンドを駆使しながらすべてを一から作成しました。特に「石」の扱いには苦戦し、四六時中石のことを考えていたほどです。やってやれないことはないが、やりたい気持ちはあるけれど、優先順位は石じゃない…と自分に言い聞かせながら、温泉に水を入れたり、人を浸からせたりと、少し遊び心も加えながら楽しくモデルを仕上げました。


この経験を通じて、3次元モデルの力を改めて実感しました。2009年からのRebroユーザー様との会話では、屋上の室外機置場から浴室が見えることに気づき、フェンスを設けて対応したという事例も伺いました。モデルがあることで、さまざまな角度から空間を俯瞰でき、設計・施工上の気づきが得られるのです。



2025年の今振り返って
この温泉施設の改修プロジェクトは、Rebroを「設備設計ツール」としてだけでなく、「空間を伝えるコミュニケーションツール」として活用する可能性を示してくれました。2013年のこの経験は、私自身にとっても「3次元とは何か」の軸を築くきっかけとなりました。